敢えて遠回りして摩擦を作る

 A社からB氏にOEM商品の問い合わせがあったのですが、B氏は出張だったのでたまたま電話に出たCデザイナーが代りに話を聞きました。後ほど電話させますということで。

 CさんはB氏に伝言メールをするときに同僚のDデザイナーにもccしました。これは会社のルールです。

 B氏からメール返信が来ましたが、Cさん宛のメールにもかかわらず、文頭で「Dさんへ」となっていました。Dさんはccに入っています。内容は「A社の意向がわからないから詳しく教えて欲しい」ということでした。
 Cさんと書くところをDさんと書き間違えたのだろうと思い、CさんはB氏に仕様書を添付して返信しました。

 それからB氏の携帯からDさんの携帯に「あの件を教えてくれ」とメールが入りました。

 DさんはCさんに聞いたら、もう返事したから大丈夫と言われ、何もしませんでした。

 B氏が商談の合間に電話してきて、Cさんが取りましたらB氏は怒ってCさんに向かって
「Dさんはいないの?返事くれないんだけど、いったいどうなってるの?」と言いました。

 「私がA社から電話を受けたので、私が返信しました。」とCさんは言いました。話はもっと長引いていましたが、B氏がA社に電話すると言って話は終わりました。

 翌日、「出先だったから携帯でしかメールが受けとれないのに、何故返事をくれなかったのだ」とB氏はDさんに怒って言いました。

 不思議です。

 A社の窓口はB氏なのだから、話があやふやなままでも「電話いただいたそうで…」とさっさとA社に電話していたら、さっさと片付く話だったのに。B氏は敢えて話をややこしくする方向にもっていく傾向にあります。

 Dさんも理不尽に怒られたら文句言えばいいのに、と思いました。